2024年3月2日付の朝日新聞GLOBE+にて、シェルターワンの「避難所の常識を変える」挑戦が取り上げられました。イタリアの実例を参考に、日本の災害対応に人間らしさと効率をもたらす新しい避難所運用モデル「ShelterOne」とは——。
朝日新聞GLOBE+の特集「イタリアモデルの避難所を日本にも」(2024年3月2日掲載)にて、シェルターワンの避難所統合運用プラットフォーム構想 ShelterOne が紹介されました。
記事では、イタリアの避難所システムに学び、発災から48時間以内に、清潔なトイレ・温かい食事・プライバシーが守られる居住空間を確保する避難所を日本でも実現しようというShelterOneのアプローチが詳しく取り上げられています。
シェルターワン代表の児島功は、建設現場での経験と海外赴任でのリアルな災害対応に触れてきた中で、日本の避難所の課題——“体育館での雑魚寝”が100年続いている現実——に強い問題意識を持ちました。
そこで導き出されたのが、「SUM基準(標準化・ユニット化・モビリティ化)」を満たす資機材、統合的運用システム、プロフェッショナル人材のネットワークの三つを組み合わせた、全国を網羅する備蓄・訓練・運用システムを作り上げること。自治体との契約により、保険的な仕組みで持続的に機能させるモデルです。
記事の中では、理念だけでなく、廃校を活用した備蓄基地、AIによる物流最適化、実地訓練による即応性強化など、具体的な仕組みにも触れられています。
「災害関連死ゼロ」というビジョンを、現場に根差した仕組みで実現するShelterOneの姿勢が、国境を越えた視野から評価されています。
